定番のグラスもNG！？結婚祝いに「割れ物」を贈るマナー

結婚祝いに贈ってはいけないものがあるのは、ご存知でしょうか？ たとえば食器などの割れ物は、楽天などの大手通販サイトでも、 結婚祝いのプレゼントとして販売されています。 ですが、割れ物は基本的にタブーとされるプレゼントの一つなんです。 確かに、割れ物は贈り方や相手次第で、喜ばれるプレゼントになります。 しかし、何の知識も持たずに割れ物を相手に渡そうものなら、 マナーを知らない失礼な人と思われてしまいます。 せっかくの結婚祝いで、相手を不快にさせてしまったらいやですよね。 そこで今回は、割れ物を中心に、 結婚祝いに贈ってはいけない「タブーのアイテム」について解説したいと思います。 結婚祝いを贈るのが初めての方でも分かりやすい解説はもちろん、 タブーのアイテムを喜ばれるアイテムに変える「裏ワザ」、 そして最後には結婚祝いにオススメの割れ物も紹介していますので、 ぜひ最後までお読みください。 それでは、さっそく見ていきましょう。

割れ物が結婚祝いに避けられている理由はズバリ、「割れる」からです。 ガラスや陶器でできた食器を落としてしまうと、悲惨ですよね。 破片がバラバラに飛び散って、掃除するにも一苦労だし、 最悪の場合、破片で指を切ってしまうかもしれません。 落とした際のショッキングなイメージが強く、せっかく縁があって結ばれた二人が バラバラになるという印象もあることから、結婚祝いには不適切とされています。 ただし、冒頭でも触れたように、 これはあくまで基本的にそう考えられているというだけの話です。 グラスや食器が新生活の即戦力なのは変わりませんし、役に立つのは事実なので、 最近は割れ物も結婚祝いのプレゼントとして評価されつつあります。 割れ物だからといって、一概に避けなければいけない道理はありません。 後に詳しく触れますが、割れ物でも喜ばれるテクニックがあります。 正しい知識を身につけて、相手に喜ばれるプレゼントを贈りましょう。

結婚祝いにタブーなアイテムは割れ物以外にもあります。 どれも生活に役立つものなので、知らないとうっかり渡してしまいがちですが、 マナーを押さえて失敗のないようにしましょう。

ハサミや包丁などの刃物も、割れ物と同じく縁があって結ばれた二人を引き裂くイメージが あることから、結婚祝いにはタブーとされています。 料理の役に立つだろうと思って渡してしまいがちですが、気を付けましょう。

食品や芳香剤、入浴剤などの「消えてしまう」ものが、これに当たります。 お気づきの方も多いとは思いますが、 結婚祝いでタブーとされるアイテムは基本的に、別れを連想させるアイテムです。 割れ物はバラバラに、刃物は真っ二つに、 そして消え物は、夫婦の縁が立ち消えるというイメージがあります。 プレゼントを渡すとき、それが夫婦の別れにつながるようなイメージを持ってないか 考えるようにすれば、結婚祝いで失敗する確率は低くなるといえます。

ハンカチは漢字で書くと「手巾（てぎれ）」になることから、 プレゼント全般において別れのアイテムとされています。 この「全般において」というのがポイントです。というのも、 ハンカチが不適切とされるのは何も結婚祝いだけではありません。 ホワイトデーのお返しであったり、様々なプレゼントの場面において、 ハンカチはあまりよろしくないものと考えられています。 おしゃれな上に実用性のあるグッズなので、これもまた結婚祝いのプレゼントに 選んでしまいがちですが、安易にプレゼントするのはやめましょう。

伝統的な贈り物として重宝されていそうな日本茶ですが、 これもまたハンカチと同じく、大半のケースで避けるべきプレゼントです。 大半の、と書いたのは、唯一日本茶が適切とされる場面があるからです。 それは、弔事です。 弔事で用いられることが多いからこそ、日本茶は結婚祝いには向きません。 不吉な出来事を連想させるアイテムがハレの日に向かないのは、 言うまでもありませんよね。 お茶を贈りたい場合は紅茶かコーヒーを贈ることを第一に考えましょう。

実用性があり男女ともに喜ばれそうな「くし」ですが、お祝いとして贈るのは基本的にNGとされています。 「く」と「し」がそれぞれ「苦」や「死」という縁起の悪い意味を連想させてしまうためです。

ペアのグラスやおそろいの小物、タオルセットなど、セット商品を贈る際は「数」に注意しましょう。 基本的には、偶数は「割り切れる」ことから夫婦の「別れ」を連想させ、縁起が良くないという考え方があります。 特に「4」は「死」を意味するので、セット商品の品数が4つとなるのは避けたほうが無難でしょう。 ただし、「2」はペアを表す数でもあることから許容される傾向が見られ、ペアの食器などもよく贈られています。

さて、ここからは結婚祝いでタブーとされる贈り物を上手に渡す方法のご紹介です。 難しいことは何もありません。要するにプレゼントとは、 相手の受け取り方次第でいくらでも良くなるし、悪くもなるということです。 悪く取られることを悲観するより、プレゼントの良い部分をしっかりアピールしてあげれば、 タブーのアイテムでもきっと喜ばれます。 そういうわけで、以下は各プレゼントの便利な点や、 昔とは違って認識が改められてきている点などの紹介になっています。 渡す際は、こういった点を一言添えてあげてください。

近年ではワイングラスや陶器のマグカップの結婚祝いも一般的になってきています。 それに伴って、割れ物も今までの「割れる」から「増える」という方向に、 受け取り方が変化しつつあります。 子供を作ることを考えている夫婦にとっては、「増える」というのは縁起が良いですよね。 ですから、割れ物を贈る際は、 こういった背景やニュアンスの変化があるという事を伝えてあげればいいでしょう。 仮に、相手が昔ながらの伝統を重んじる人であったとしても、頭にあるマナーが違うだけで、 マナーに則っていること自体に変わりはないわけですから、失礼な人だとは思われません。

これも「切る」から「切り開く」に、受け取られ方が変化しつつあります。 考えてみれば、結婚式では多くの夫婦が共同作業でケーキ入刀とかしますしね。 二人で未来を切り開くなんて、素敵な言葉ではありませんか。 一度そうと考えてしまうと、結婚祝いには むしろ刃物が一番ふさわしいのではないかとすら思えてくるほどです。 「切り開く」の意味を込めて、結婚祝いには刃物を贈ってみてはいかがでしょうか。

こちらは特に受け取り方が変化してきているといった事はありませんが、 結婚祝いの縁起について気にする人がそもそも減ってきている現状があります。 若い人は特に縁起なんてどうでもよく、とにかく実用的なものが欲しい！ という声が多いように見受けられます。 ですから、消え物を結婚祝いに渡す際は、相手をよく見て下さい。 伝統を重んじたり、縁起を担いだりするタイプの人でない場合に限り、 調味料やタオル、洗剤などの消耗品を渡しましょう。

これも消え物と同じく、そもそも「手巾」から縁切りを連想する人が減ってきています。 外出する時は特に役立つ生活の必需品ですから、 相手次第では特に断りなくハンカチを渡してしまってもOKでしょう。 ハンカチを選択する上でNGな色は「白」。 日本では亡くなった方に白い布を掛ける風習があるためです。 贈る場合は白いハンカチは避け、色物や柄のついたものを選びましょう。 ただし、手巾とは別の意味で別れを連想する人はいるかもしれません。 ドラマや映画などの泣けるシーンで涙を拭くものといえば、ハンカチですよね。 この点は世代に関係なく、気にする人は気にしますので、 消え物以上に相手をよく見る必要はありそうです。

基本的には忌み物としてハレの日のプレゼントには避けられる日本茶ですが、 実は九州では結納品として日本茶が使われていたりします。 お茶の木は環境の変化に強いことで知られていますし、 移植したお茶の木はそこにしっかりと根を張ってすくすくと育ちます。 夫婦の明るい未来を意味する贈り物としては、ぴったりですね。 寝る前にお茶を飲む習慣をつければ健康にも良いですし、 お茶を渡す際にはこういった点に言及してあげると良いでしょう。

最後に、割れ物でも失礼にならない縁起物をいくつかご紹介しておきます。 ワイングラスなんかとは違い、古くから縁起物とされるものには 日本の歴史と伝統が詰まっています。 結婚祝いのタブーというのは、要は伝統の話ですから、 縁起物であれば割れ物であっても全く問題ないということですね。

ジュエリーブランド【LARA Christie】が作ったペアセットです。 デザインされたネックレスは【LARA Christie】の人気商品です。 背面にはスワロフスキーがあしらわれています。 高級感のあるこのグラスなら割れ物でも喜んでもらえますよ！

新生活をはじめるのに2人分の食器がないというカップルもいるはず。 そんな2人にぴったりのセットです。 ボウルやマグなどはシンプルで使いやすいデザイン。 色も7色から選べるので、お相手にあったものを贈れますよ。

富士山に見立てたお碗とお猪口、黄金色の月とかかる浮き雲の箸置きと夫婦箸の2膳の計8点の食器のセットです。 縁起の良い富士山がデザインされたものなら、 贈られた相手も嫌な気持ちにならないですよね。

冷酒器と杯が2個ついたセットです。 お酒好きの夫婦にはたまらないプレゼンになります。 約3分程度で15℃まで温度を下げることができます。 ゆったりとお酒を飲みたい方におすすめです！

一見美しい切子のぐい吞みですが、中をのぞくと花火の紋様が施されています。逆さにすると富士山の形に！日本の心を表現した色と切子を楽しめる究極の盃です。

お酒が大好きな2人になら、ビールグラスは喜ばれること間違いなしです。 疲れた体に染み渡るビールを、さらにおいしく飲むお手伝いをしましょう。 ここからは、ビールグラスをご紹介します。

新生活を、素敵なシャンパン・ワイングラスで彩るお手伝いができたら素敵ですよね。 おしゃれなグラスは、結婚祝いに喜ばれるでしょう。 ここからは、シャンパン・ワイングラスをご紹介します。

結婚祝いを贈るなら何か特別なものを……と思っている方には、名入れグラスがおすすめ。 名入れグラスは、特別で心に響くお祝いです。 ここからは、人気の名入れグラスについて紹介します。

いかがでしたか？ 結婚祝いにはタブーがありますが、 やり方次第でタブーなものでも素敵なプレゼントになります。 この記事が、結婚祝いで悩める方の少しでも力になれば幸いです。 最後まで読んでいただき、ありがとうございました！