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結婚祝いを頂いたお礼として贈る【結婚内祝い】。今回は、結婚内祝いの「のし紙」のマナーについて徹底解説! 「のし紙」の種類や文言の書き方、「内のし」と「外のし」の違いなどを見ていきます。
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結婚が決まると、周りの方から結婚祝いを頂く機会も多くなりますよね。 そのお祝いに対してのお返しを【結婚内祝い】といいます。 そして内祝いに欠かせないのが【のし紙】です。「のし紙」はシーンによって種類や記入する内容が変わってきます。 こちらの記事では、結婚内祝いにおいての「のし紙」のマナーについてご紹介していきます!
ギフトに掛ける「のし紙」は、フォーマルな贈り物の場面では欠かせないもの。 もともと「のし」は、「のし紙」の右上にある六角形の飾りのことを指します。 これは、神事のお供え物として使われていた鮑(あわび)を干したものに由来しており、お祝い事の贈答品には「のし」を添えるのが正しいマナーです。 ただし、お肉など「生もの(なまもの)」のギフトには六角形の「のし」をつけないのが本来のルールとなっています。 現在は、「のし」や「水引」の印刷された「のし紙」全体を「のし」と呼ぶことも増えてきました。
のし紙の起源は、薄く伸ばした鮑(あわび)を乾燥させた「のしあわび」にあります。 古くから鮑は長寿の象徴として神事にも用いられ、生きていく上で欠かせない食べ物として重宝されていました。 薄く剥いで乾燥させた鮑は日持ちが良く、日持ちが良いものとされていたので、長寿や繁栄を願う縁起物として贈り物に添えられていました。 現代では、その名残として簡略化された「のし飾り」が印刷された「のし紙」が使われ、贈り物の目的や送り主を示す大切な役割を担っています。
結婚内祝いにのし紙を用いるのは、単なる形式ではなく、日本の贈答文化に深く根ざした習慣です。 古くからのしは「喜びを分かち合う」という日本文化の精神を表し、贈り物が持つ意味や贈り主の気持ちを可視化する役割を担ってきました。 例えば、水引の結び方一つとっても、結婚のような一度きりのお祝いには「結び切り」を選び、「固く結ばれて離れない」という願いを込めます。 これは、贈る側の感謝と、相手との末永い良好な関係を願う気持ちを形式化する意義があり、日本の「和」を重んじる心の表れと言えるでしょう。
「のし紙」は、お祝いの象徴とされる【のし】、贈り物の用途を書く【名目】、「のし紙」の中央を結ぶひもである【水引】、贈り主の名前を書く【名入れ】の4つで構成されています。 それぞれシーンによって少しずつ仕様が変化するので、今回は結婚内祝いの場合の「のし紙」のマナーを見ていきましょう!
「名目」は、「のし紙」の中央上部に書く「贈り物の目的」を示す文言のこと。 結婚内祝いでの名目は、【内祝】【寿】【結婚内祝】の3つが一般的です。 「のし紙」に文字を書くときは、毛筆や筆ペンを用いるようにしましょう。 色は濃い墨(黒)か濃い青で書くようにします。 弔事で用いられる薄い墨は、お祝い事である結婚内祝いで使うのはNGです。 また、ボールペンや万年筆、鉛筆も使わないようにしましょう。
「内祝」は「身内のお祝い事を分かち合う」意味で、結婚内祝い全般に使われます。 一方「寿」は「おめでたいこと全般」を指し、結婚式当日の引出物などに適します。 地域や関係性で使い分けに差が出る場合もあるため、迷う場合は「内祝」が安心です。
関東では表書きに「寿」を用いることが多い一方、関西では「御結婚御祝」や、四文字を避けて「結婚之内祝」と書く習慣があります。 また、関西では内のしが好まれる傾向にあり、和歌山県の一部ではのしを朱書きにするなど、地域特有の細やかな違いが見られます。
「水引」とは、「のし紙」の中央に掛ける飾りひものこと。 水引の結び方は、ギフトシーンによって使い分けが必要です。 結婚内祝いでは、【結び切り】か【あわじ結び】の水引を用います。 結び切りの水引は一度結ぶとほどけないことから、「人生で一度きりであってほしいこと」のお祝いで使われます。 また、あわじ結びは両端を引っ張るとより固く結ばれることから「強い結びつき」を意味するため、結婚祝いには最適な結び方です。 結婚内祝いでの水引の本数は【10本】のものを選びましょう。 10は5を2つ合わせた数であることから、「両家が合わさる」「喜びを重ねる」などの意味を持つとされています。 また、結婚内祝いでの水引の色は【紅白】または【金銀】が一般的です。 「紅白」は一般的なお祝い全般に使われ、最も幅広く利用されます。 「金銀」は、結婚や長寿祝いなど、より格式の高い、一度きりのお祝いに用いられる傾向があります。 どちらも感謝の気持ちを表しますが、格式を重視するなら金銀が選ばれることもあります。 これらをまとめると、結婚内祝いでの水引は 色・・・紅白もしくは金銀 本数・・・10 本 結び方・・・結び切り、あわじ結び が最もふさわしいものとなります。
「のし紙」の中央下部に贈り主の名前を書くことを「名入れ」といいます。 名入れは、中央上部に入れる名目より小さいサイズの字で、中央寄せで書きましょう。 結婚内祝いの名入れは、下記のような形で書くのが一般的です。 ・結婚後の新姓のみ ・新郎新婦の名前のみ連名 ・新姓の下に新郎新婦の名前を連名 特に最近では、夫婦の名前のみを並べた書き方が人気のようです。
「のし紙」の掛け方には、【内のし】と【外のし】の2つのパターンがあります。 内のしは、品物の上に直接「のし紙」をかけて、その上から包装紙で包む方法。 外のしは、包装紙の上から「のし紙」をかける方法を指します。 内のしは、包装紙を取るまで何の目的で贈られたものかわかりません。そのため、控えめに贈りたいギフトに適しています。 また、「のし紙」が破れたり汚れたりするのを防ぐことができるため、贈り物を郵送するときにも多く用いられます。 外のしは「のし紙」が外側にあるため、ひと目で贈り物の目的や贈り主が分かります。 そのため、お祝いの気持ちを強調したい贈り物や、出産祝いや法事など多くの贈り物がお相手に届くときにおすすめです。 また、贈り物を直接手渡しする場合は、外のしを使うことが主流です。
結婚祝いのお礼である内祝いは、控えめな贈り物としてお相手に届けたいもの。そのため、結婚内祝いには内のしが使われるのが一般的です。 結婚内祝いの品を郵送する場合にも、「のし紙」に汚れや傷がつく心配も少なくなるため、内のしで贈るのがおすすめです。
贈り物を手渡しする際に「外のし」は適しています。 これは、包装紙の外側にのし紙をかける方法で、表書きがはっきりと相手に見えるためです。 結婚内祝いのように、結婚というおめでたい報告と感謝を伝える際には、誰からの贈り物かが一目でわかる外のしを選ぶことで、感謝の気持ちや贈り物の意図がより明確に伝わります。 相手に直接手渡すことで、丁寧な印象を与え、喜びを分かち合う気持ちをストレートに表現できるでしょう。
内のしは、品物に直接のしをかけ、その上から包装する方法です。 控えめな印象を与えるため、郵送の場合や内祝いとして贈る際に選ばれます。配送中にのしが汚れるのを防ぐ意味合いもあります。 一方、外のしは包装紙の外側にのしをかける方法です。 表書きがはっきり見えるため、手渡しの場合や、結婚祝いなど贈り物の目的を明確に伝えたいフォーマルなシーンに適しています。 例えば、親族への丁寧な贈り物には外のし、職場関係者への配送には内のしといった使い分けが一般的です。
お返しの品物が小さかったり、「のし紙」がつけられない形状だったりする場合は、短冊状ののし紙である「短冊のし」を使用しても構いません。 小さいから「のし紙」を付けないで贈る、というのは失礼にあたる場合もあるため、避けるようにしましょう。 ただし、短冊のしはあくまでも略式のものになります。やむを得ず短冊のしを使用したことへのお詫びの一言を添えて贈ると、よりお相手のことを考えた贈り物となるでしょう。
短冊のしは小型の商品や特殊な形状の品物、個包装の食品などに適しています。 例えば、お菓子や調味料の詰め合わせ、タオルギフトなど、大きなのし紙だとバランスが悪くなったり、商品が見えにくくなったりする場合に重宝されます。 短冊のしを選ぶ際の判断基準は、主に商品のサイズと形状です。 品物に対してのしが大きすぎず、見た目のバランスが良いかどうかで判断しましょう。 また、手渡しでカジュアルに贈る場合や、贈る相手が多数の場合にも、手軽に扱える短冊のしが選ばれることがあります。
◎内のし 1.まず、品物に直接のし紙をかけます。この際、のし紙の上下左右のバランスを見て、品物の中央にくるように調整しましょう。 2.次に、のし紙をかけた品物の上から包装紙で包みます。 ◎外のし 1.品物を先に包装紙で包みます。 2.包装された品物の上から、のし紙をかけます。 美しく見せるコツと注意点 ・しわやたるみがないように、ピンと張ってかけるのが美しく見せるコツです。 ・水引の位置が中心からずれないように注意しましょう。 ・裏面でテープなどで留める際は、表に響かないよう慎重に行いましょう。 ・のし紙が品物に対して大きすぎないか、小さすぎないか、全体のバランスも重要です。
今回は、結婚内祝いで使う「のし紙」のマナーを解説しました。気になることは解決できましたでしょうか? のしは、単なる贈答品の一部ではなく、贈り物の意味合いを深め、感謝の気持ちを伝える日本の大切な文化です。 特に結婚内祝いにおいては、新郎新婦の新しい門出を報告し、お祝いへの深い感謝と「幸せのおすそ分け」という心遣いを形にする重要な役割を担っています。 のし紙を掛けてギフトを贈ることは古くからのマナーですが、お礼の気持ちをしっかり表すことができる大切な文化と言えます。 ぜひ「のし紙」のマナーを守って、結婚内祝いを贈ってくださいね。
結婚内祝いの表書きは、「内祝」が最も一般的で、いただいたお祝いへのお礼として幅広く使えます。 結婚式当日の引出物には「寿」を用いることが多いです。「結婚内祝」も使われますが、「寿」と同様、ややかしこまった印象を与えます。 選び方のポイントは、贈るタイミングと相手への配慮です。 後日贈る場合は「内祝」、結婚式に関連して贈る場合は「寿」を選ぶのが一般的です。 迷う場合は「内祝」が無難です。
結婚内祝いの金額は、いただいたお祝いの3分の1から半額程度が一般的な相場です。これは「半返し」や「3分の1返し」と呼ばれます。 3万円のお祝いをいただいた場合は、1万円から1万5,000円程度が相場となります。 例えば、ご友人から1万円のお祝いをいただいた場合は3,000円〜5,000円程度、ご両親から高額なお祝いをいただいた場合は、感謝の気持ちを伝えることを重視し、相場より少なめの3分の1返しに抑えるなど、関係性に応じて柔軟に調整しましょう。
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