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1年の感謝を伝える贈り物と言えば「お歳暮」。そして、フォーマルな贈り物に欠かせないものと言えば「のし紙」です。「のし紙」は用途によって選び方が異なることをご存じですか? 今回は、お歳暮を贈るときの「のし紙」のルールを詳しくご紹介します。
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1年間お世話になった方へ、感謝の気持ちを届けるものと言えば「お歳暮」。そして、フォーマルな贈り物に欠かせないものと言えば「のし紙」です。 実は「のし紙」には、ギフトシーンによって種類の選び方や文言の書き方が異なることをご存じでしょうか? 今回は、「お歳暮」での「のし紙」のマナーについてご紹介します。 ぜひ最後までお読みください!
まずはお歳暮の「のし紙」の選び方について解説します。 のし紙にはおもに4つの要素があり、贈り物の目的に応じてそれぞれの仕様が変わってきます。 マナーにそぐわないものを選ばないように、こちらでひとつずつ確認していきましょう。
のしとは、「のし紙」の右上にある六角形の飾りのことを指します。 もともとはお供物として重宝されていた「鮑(あわび)」に由来しており、昔から縁起が良いとされている「生もの(なまもの)」の象徴として贈り物に添えられてきました。 そのため、生ものではない贈り物には、生ものの象徴である鮑に由来した「のし」を添える、という風習が現在でも残っています。 お歳暮でも、右上に「のし」の飾りがついた「のし紙」を使うのが一般的。 ただし、お肉など生もののギフトを贈るときには、「のし」の飾りはつけないのが正しいマナーです。その場合は、「のし」の飾りのついていない「のし紙」を選びましょう。
「水引(みずひき)」は「のし紙」に付けられる飾りひもを指します。 水引の色や結び方は、贈り物の種類によって異なります。お歳暮では紅白の水引きで【蝶結び(花結び)】のものを選びましょう。 蝶結びは何度も結び直せることから、「何回でも起きてほしいおめでたい事」の贈り物に用いられます。 また、水引きの本数は、おめでたい数とされている【5または7】の奇数の本数にします。
「のし紙」の中央上部にある、贈り物の目的を書く部分を「表書き」と言います。 お歳暮の場合は「御歳暮」または「お歳暮」と記入しましょう。 お歳暮は年末までに贈るものですが、その時期を逃してしまった場合、1月7日までに贈る場合は「御年賀」または「お年賀」、さらにそれを過ぎたら「寒中御見舞」と書きます。 ただし、お相手や自分が喪中の場合は「御年賀」を贈るのは避け、「寒中御見舞」の時期に贈るようにしましょう。 「御歳暮」の表記として贈りたい場合は、関東なら【12月初旬~12月31日】、関西なら【12月13日~12月31日】を目安にするとよいでしょう。 また、お歳暮は一度贈ったら毎年贈り続けるのが正しいマナー。 今年お世話になったので今回に限りお歳暮を贈りたい、という場合は、表書きは「御歳暮」でなく「御礼」としましょう。
名入れは、「のし紙」の中央下部に贈り主の名前を書くことを指します。 水引の結び目の下に、表書きよりも小さい文字で贈り主のフルネームを書きましょう。 複数人の連名でお歳暮を贈るときは、名入れの書き方は人数によって異なります。 ・夫婦で贈るとき 夫のフルネームを中央に書き、その左に妻の下の名前を書きます。別姓の場合は、妻のフルネームを左に書きましょう。 ・2~3名で贈るとき 代表者の氏名を中央に書き、その左に他の方の氏名を役職順や五十音順で書いていきます。 ・4名以上で贈るとき 全員の氏名は書かず、代表者の名前を中央に書き、その左に「他一同」などと書きます。または中央に「〇〇部一同」などと書きましょう。 その場合、全員の氏名は和紙などに書き、贈り物に同梱するのが一般的です。 ・会社で贈るとき ①社名を「株式会社○○」などと中央に書く ②社名と代表者の氏名を「株式会社○○」「代表取締役 ○○」などと2列で書く ③社名と部署名などを「株式会社○○」「○○部一同」などと2列で書く といった方法があります。
「のし紙」に必要事項を記入するときは、下記のような点にも注意しましょう。 ・濃い墨の毛筆や筆ペンを使う のし紙に文字を書くときは、毛筆や筆ペンを使うのが正式なマナーです。 濃い黒のサインペンでもマナー違反とはなりませんが、失礼に感じる方もいるため、できれば筆ペンなどを使ったほうがよいでしょう。 また、ボールペンを使うのは避けるようにしましょう。 お歳暮の「のし紙」では、濃い墨の文字を使うのが正しいルール。薄墨は葬儀や法事などの弔事に使うものなので注意しましょう。 ・楷書体で書く 文字を書くときは楷書で正しく書きます。行書などの崩し文字を使うのは避けましょう。 ・読みやすい文字で書く 贈り物の名目や贈り主の氏名は、贈り物をするうえでの大切な情報。読みにくい、消えかけているなどということがないようしっかり記入しましょう。
のしのかけ方には【内のし】と【外のし】があります。 ここでは、それぞれの使い分け方などを見ていきましょう。 ・内のし 品物に直接のしをかけて、その上から包装紙で包む方法。 お歳暮を郵送で贈るときは、のし紙が破れたり汚れたりしないよう、内のしで贈るのがおすすめです。 また内のしは、のし紙が隠れることから、内祝いなど控えめにお祝いしたい贈り物にも用いられます。 ・外のし 贈り物を包装紙で包み、その上からのし紙をかける方法です。 贈り物を直接手渡しする場合や、感謝やお祝いの気持ちを強調したい場合に用いられます。 内のしと外のしに厳密な使い分けのルールはないため、お歳暮を持参するときは外のし、郵送する場合は内のしという風に、シーンによって使い分ければよいでしょう。
「短冊のし」は、名前の通り短冊のように細い「のし紙」を指します。 短冊のしは通常の「のし紙」よりも面積が小さいので、贈り物の右上に貼って使用するものになっています。 通常の「のし紙」に比べると小さく簡易的なものになりますが、必ずしもマナー違反とはなりません。 しかし、簡易的な形を気にする方もいらっしゃるので、使うときは「やむを得ず短冊のしを使わせていただきます」という旨を一言添えるとよいでしょう。
お相手や自分が喪中(故人が亡くなって四十九日~1年)の場合、お歳暮を贈ってよいのか迷ってしまうかもしれません。 お歳暮自体はお祝い事の贈り物ではないので、喪中でもお歳暮を贈っても問題はありません。 ただし、忌中(故人が亡くなってから四十九日法要まで)の場合はお歳暮は控えましょう。 喪中にお歳暮を贈る場合は、のし紙の選び方に注意が必要。 のし紙の「のし」や「紅白の水引」はお祝い事を表すため、これらが印刷されていないものを選びましょう。 無地の奉書紙(和紙)に表書きと名入れのみを書いたものや、白無地の短冊のしを使うのが一般的です。 もし、忌中のため年内にお歳暮を贈ることができなかった場合は、お正月から1月7日までの「松の内」を過ぎてから、「寒中御見舞」としてギフトを贈りましょう。
今回はお歳暮を贈るときの「のし紙」のマナーをご紹介しました。 1年間お世話になったお相手だからこそ、年内最後の贈り物には喜んでいただきたいですよね。 しっかりとマナーを守ったお歳暮で、感謝の気持ちを届けましょう!
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