取引先へのお歳暮マナーと選び方をチェック！おすすめのお歳暮ギフトもご紹介

冬の贈り物といえば「お歳暮」です。 お歳暮は夏のお中元よりも重要度が高く、1年の感謝を込めてお世話になった人へ贈ります。 友人や同僚などへ毎年渡されている方も多いのではないでしょうか。 こちらの記事では、特にマナーが重要視される「取引先」へお歳暮を贈る際の基本マナーをご紹介しています。 マナーが守られたお歳暮は、より好印象で感謝の気持ちが伝わります。

お歳暮には熨斗（のし）が必要です。 のしとは、本来は右上に添えられる飾りのことを指しています。ですが現在では、熨斗飾りに水引き（紅白や白黒の紐）が描かれた紙のことを熨斗と呼ぶようになりました。 お歳暮の際に用意する熨斗は、何の贈り物なのかを表す表書きに「御歳暮」または「お歳暮」と書き、水引きは紅白の蝶結びを選びます。お歳暮は何度あっても良いことなので、何度でも結びなおせる蝶結びを選ぶと覚えましょう。 そして水引きの下には「贈り主の名前」を表書きよりも少し小さく記入します。 企業同士の場合は自社企業名・代表者の肩書・代表者氏名が基本です。 連名で贈る場合は、中央に一番偉い人の名前を書き、その左に他の人の名前を書きます。この場合は3人までとし、多い場合は　代表者の左に外一同と記入しましょう。

記入の際はボールペンや万年筆は避け、筆ペンや濃い黒いペンを使用しましょう。薄い黒はお葬式など弔事を連想させるためお歳暮には不向きです。濃い青や黒など見やすい色で書くのが良いでしょう。 自身で記入しない場合でも、最近では印刷が一般的となっているため失礼にはあたりません。

箱に直接のしを使用するのを「内のし」、包み紙の外に使用するのを「外のし」といいます。 内のしは主に内祝いや郵送の場合に用いられます。外のしは手渡しの際に用いられることが多いのですが、地域によってはお祝い事でも内祝いが控え目で良いとされることもあるので事前に確認しておくと良いでしょう。

お歳暮を渡す時期は、12月13日のすす払いの日（新年を迎えるための大掃除の日）から、20日までに贈るものとされています。 しかし近年ではお歳暮の時期は込み合うことから、少し早めの11月末頃に贈る方も増えてきました。 年越しに向けて忙しくなる12月25日以降は、基本的には避けるのが無難です。 生鮮食品を贈る場合はお正月に近い日付で贈った方が良いこともありますが、年末年始は帰省や旅行などで不在の場合もあるので事前に到着日について連絡をしておくと良いでしょう。 また、お歳暮の時期は地域によって違います。 関東では12月初旬から、関西では12月13日から贈るのが一般的で、どちらも20日頃までに届けるのが理想です。

お歳暮を贈るタイミングを逃してしまった場合は、お歳暮ではなく「御年賀」や「寒中見舞い」ののしに変更して贈りましょう。 相手の手元に届くのが1月1日～15日になる場合は「御年賀」として贈ります。これは門松を飾る期間と同じで、関東では～7日、関西では～15日とされています。 さらに発送が遅れてしまう場合は「寒中見舞い」として贈りましょう。寒中見舞いは2月3日頃（立春の日）までに贈るのが望ましいとされています。 また喪中の場合はお年賀は避け、寒中見舞いもしくは御礼で贈りましょう。 お歳暮のタイミングを逃してしまった場合は、お年賀や寒中見舞いに変えるだけでなくその旨を相手に伝えておくのもおすすめです。

いつもお世話になっているから、お得意様だから、と日頃の感謝を伝えるために企業宛てにお歳暮を贈りたいときもありますよね。 しかし、企業によってはお歳暮がNGの場合もあります。 例えば大企業の場合だと、お歳暮のやり取り自体が利害の一部に使用される可能性があり公平性が失われてしまいます。 さらに部下と上司の間で贈りあうことで、ハラスメント問題に発展する可能性もあることから禁止とされていることが多いのです。 公務員は金銭や物品の受け取りが禁止されているため、利害関係のある間柄である場合は贈ってはいけません。

取引先がたくさんある場合には直近半年間でお世話になり、今後お付き合いにつながりそうなところや、上得意の取引先にお贈りします。 お中元・お歳暮は一度お贈りしたらその後も毎年贈り続けるのが一般的なしきたりです。 直近で関わりがあった方にお礼をしたい場合は、のし紙の表書きは「御礼」とするのが良いでしょう。

仕事での取引先にお歳暮を贈るときの金額は、3,000円～5,000円になることが多いようです。金額の相場は企業の慣習にもよりますが、特にお世話になっている取引先へ贈る場合も10,000円程度までにするとよいでしょう。

取引先へのお歳暮には、いくつか気を付けておきたいポイントがあります。 特に重要なポイントを３つご紹介していますので、日頃の感謝がきちんと伝わるお歳暮を選ぶためにもチェックしておきましょう。

取引き先に贈る場合、お歳暮を従業員で分け合うことが多いため、小分けされているものがおすすめです。個包装タイプのお菓子であれば、配りやすくそれぞれが好きなタイミングで食べられるので喜ばれます。 取引先の個人宛に贈る場合でも、家族で分けられるのでやはり小分けされているものがおすすめです。

賞味期限の短いものは、特に一人暮らしの方は消費しづらいので避けましょう。 いくつものお歳暮を受け取っている場合は消費にも時間がかかってしまうため、どのような相手に贈る場合でも日持ちは長い方がおすすめです。

華やかなパッケージや、さまざまな形のチョコレート、カラフルなフルーツなどは印象に残りやすく喜ばれます。 見た目で選ぶ場合は高級感や華やかさを重視するのが良いでしょう。

ここでは取引先の方に実際に贈られている人気のギフトをランキングでご紹介します！ 前述の通り、個包装されたお菓子が特に人気となっています。 予算も相場内のものが多いので、ギフト選びに苦戦している方はぜひ参考にしてみてくださいね。

取引先へのお歳暮で最も人気なのがスイーツです。 特に小包装されているものや日持ちするものが人気で、食べればなくなってしまうことからお相手の負担にならないのが魅力です。 また、可愛らしいスイーツは見た目にも華やかで楽しいのが良いですよね。

スイーツに並びお歳暮の定番といえばグルメギフト。 特に年末年始、ご家族との団欒の場を彩るようなグルメギフトが人気となっています。

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取引先の方の好みがわからず、何を贈ればいいかわからない、という方もいるのではないでしょうか？ そんな方にはお相手の方に選んでもらえるカタログギフトがおすすめです。 フォーマルギフト全般で人気のカタログギフトは、形式張ったお歳暮にもぴったり。 お相手の好きなものをお相手自身に選んでもらえるので喜ばれること間違いなしです！

取引先に喜ばれるお歳暮ギフトは見つかりましたか？ 迷ったときにはお歳暮おすすめ人気ギフトランキングも参考にしてくださいね。 ご紹介したお歳暮のマナーや、選び方の３つのポイント「小分け」「日持ち」「見栄え」を参考にして素敵なお歳暮ギフトを贈りましょう。