ホワイトデーは実は日本生まれ!?ホワイトデーの由来

バレンタインデーにもらったプレゼントのお返しを贈る3月14日のホワイトデー。どのようにして生まれ、現在のようなイベントになったのでしょうか。本記事では、ホワイトデーの由来、なぜ3月14日になったのか、「ホワイトデー」という名前の由来、といった内容についてご紹介していきます。

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ホワイトデーは日本生まれ!

出典:https://www.pakutaso.com/20121009290post-2038.html

ホワイトデーは、2月14日のバレンタインデーにチョコレートなどのプレゼントをもらった男性が、1か月後の3月14日にお返しのプレゼントを女性に贈る日、として日本で定着しています。 バレンタインデーが海外生まれの風習であることはよく知られていますが、ホワイトデーが日本生まれの風習であるということはあまり知られていません。 ホワイトデーの由来について、なんとなく気になっている人もいるのではないでしょうか。 「ホワイトデーの由来は?」 「どうしてホワイトデーは3月14日になったのだろう?」 「『ホワイトデー』という名前の由来は?」 といった疑問もあると思います。 そこで、本記事では、 ・ホワイトデーの由来 ・ホワイトデーはどうして3月14日になったのか ・「ホワイトデー」という名前の由来 といった内容についてご紹介していきます。 ぜひ参考にしてみてくださいね。

ホワイトデーの由来についての3つの説

まず、ホワイトデーの由来について、3つの説をご紹介していきます。現在ではどの説が正しいのかは分かっていません。

不二家の「リターン・バレンタイン」が由来だとする説

お菓子メーカーとして有名な不二家が「リターン・バレンタイン」という名前で始めた、バレンタインデーのお返しをするイベントがホワイトデーの由来だとする説があります。 その後不二家はお菓子メーカーのエイワと共同で1973年に「メルシーバレンタインキャンペーン」を行い、チョコのお返しにキャンディやマシュマロを贈ることを広めました。

石村萬盛堂の「マシュマロデー」が由来だとする説

マシュマロ菓子で有名な石村萬盛堂の社長が1978年、バレンタインデーのお返しにチョコマシュマロを贈ることを提案し、「マシュマロデー」としてキャンペーンを展開したのがホワイトデーの由来だとする説もあります。

全飴協の「キャンディを贈る日」が由来だとする説

全国飴菓子業協同組合(全飴協)がバレンタインデーのお返しにキャンディを贈ることを提案し、1978年に3月14日を「キャンディを贈る日」と定めたのがホワイトデーの由来とする説もあります。 その2年後の1980年3月14日に「ホワイトデー」として盛大なイベントが開催されました。 以上のように、ホワイトデーの由来としては、同時代に開催されていた3つのイベントのそれぞれを由来とする3つの説があり、現在ではどの説が正しいのかは分かっていません。 女性が男性にチョコレートを贈る「日本型」バレンタインデーの由来もお菓子メーカーといわれていますので、お返しのイベントであるホワイトデーのキャンペーンがお菓子メーカーや組合から始まるのもごく自然だといえます。

ホワイトデーのお返しに込められた意味

ホワイトデーでお返しとしてあげるお菓子には、実は男性から込められたメッセージが隠れているかもしれません。メッセージが込められやすいお菓子を3つほど紹介します。

お返しでマシュマロを送る意味

マシュマロはチョコが中に入っているものも多いですね。「あなたの気持ち(チョコレート)をそのままお返しします」ということで、やんわりと交際を断る意味があります。

お返しでクッキーを送る意味

クッキーは「友達のままでいよう」という意味です。クッキーにはたくさんの種類があり、「何人かの友達のうちの1人でいたい」という気持ちが込められています。

お返しでキャンディを送る意味

キャンディは「あなたのことが好きです」という意味です。キャンディは甘く、長続きすることからこの意味が含まれるようになりました。

ホワイトデーが3月14日になった由来

ホワイトデーが3月14日になったのは、実はバレンタインデーの由来とも関係しています。 バレンタインデーの由来となった聖バレンタイン(聖ヴァレンティヌス)は、ローマ皇帝クラウディウスが出した結婚禁止令に背いて結婚しようとした男女を救ったため、269年2月14日に殉死したとされています。 このため2月14日がバレンタインデーとなったのですが、この聖バレンタインが殉死した日の1か月後の3月14日に恋人たちが改めて永遠の愛を誓ったというエピソードが伝わっており、これにちなんでホワイトデーを3月14日に定めたといわれています。 一方で、全国飴菓子工業協同組合によれば、日本でキャンディー(飴)が誕生した日が3月14日前後であることも、ホワイトデーの日付を決めるにあたり考慮していたそうです。

ホワイトデーという名前の由来

ホワイトデーという名前の由来にも諸説あり、 ・飴の材料である砂糖が白色であったことから ・マシュマロの色が白色であったことから ・「ホワイト」は「純粋な愛」「清純」のイメージがあることから といったことを由来とした説が有力です。

ホワイトデーという英語は海外でも通じるの?

ホワイトデーは英語でも「White Day」です。しかし、海外には本来ホワイトデーの習慣がないため、ホワイトデーとは何か伝える必要があります。 最近では中国や韓国にもホワイトデーが広まってきています。もしかすると今後もホワイトデーという文化が世界中に広まるかもしれませんね。

ホワイトデーは日本らしい文化

出典:https://www.photo-ac.com/main/detail/1015765?title=%E3%83%97%E3%83%AC%E3%82%BC%E3%83%B3%E3%83%88%E3%82%92%E6%B8%A1%E3%81%99%E5%A5%B3%E6%80%A7

本記事では、 「ホワイトデーの由来について知りたい!」という方に、 ・ホワイトデーは日本生まれ ・1970年代ごろに、お菓子メーカーや組合が始めたイベントが由来 ・3月14日になったのは聖バレンタインのエピソードと飴の誕生に由来 ・ホワイトデーという名前は砂糖・マシュマロ・純粋な愛・清純の象徴 といった内容についてお伝えしてきました。 いかがでしたか? 女性からもらったプレゼントに対してお返しにお菓子を贈る、というホワイトデーの文化はとても日本らしい文化だといえます。 近年、友チョコ、自分チョコといったようにバレンタインデーのイベントは多様化していますが、心を込めてお返しを贈る、というホワイトデーの日本らしい文化は大切にしていきたいですね。 最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。

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