友人への出産内祝い、人気のギフトは？マナーやお礼状の書き方もチェックしよう

友達や知人、ママ友などから出産祝いをいただいたら、「出産内祝い」として素敵なお礼の品を贈りたいですね。 出産内祝いは、いただいた出産祝いのお礼として贈る品物のことを指すのが一般的です。 本来、内祝いは「幸せを身内におすそ分けする」という意味合いで贈るものであったため、お祝いをいただいていなくても、内祝いを身内に贈るのはマナー違反ではありません。 出産内祝いを贈るときには、お祝いへの感謝を伝えるためにお礼状を添えましょう。品物を贈る前に、まずはお礼状のみをすぐにお相手に送るのが理想的です。 この記事では、友人・知人へ出産内祝いを贈るときのマナーや、おすすめの品物をご紹介。お礼状の書き方も解説するので、ぜひ参考にしてくださいね。

友人へ出産内祝いを贈るときには、気をつけておきたいポイントがあります。大切なご友人に対してマナー違反とならないよう、チェックしておきましょう。 マナーを守った丁寧な内祝いは、より心の通った贈り物となることでしょう。

出産内祝いは、お宮参りを行う生後1カ月頃に贈るのが理想的です。遅くても生後2カ月頃までには贈るように心がけましょう。 出産は予定通りにいかないこともあり、また出産前後は忙しくなることが多いもの。余裕をもって、産前に内祝いの品を探しておくなどの準備をしておくのがおすすめです。

出産内祝いの渡し方には明確なマナーがないため、手渡しと郵送どちらもマナー違反ではありません。 しかし、手渡しの場合は、お相手の予定やこちらの産後の体調、忙しさなどを考えると時間と労力が必要です。出産内祝いは、お互いの負担なく贈れる郵送の方がより良いと考えられるでしょう。

友人へ贈る出産内祝いの金額の相場は、出産祝いのお礼として贈る場合、いただいた品の3分の1～半額ほどが目安です。 出産祝いの品物の金額がわからない場合は、インターネット等で調べて予算の参考にしましょう。お返しのためにいただきものの金額を調べるのは、必ずしも失礼にはあたりません。 また、友人・知人への出産内祝いの平均的な予算は1,000～5,000円となっています。いただいた出産祝いの金額を基準に、この範囲内で予算を決めれば問題ないでしょう。

赤ちゃんが双子の場合の出産内祝いは、相場の1.5～2倍の金額になることが多いです。基本的には2人分贈るのがマナーとされています。 平均的な予算が1.000～5,000円のため、双子の場合は2,000～1万円程度となります。 出産祝いのお礼として贈る場合も、いただいた品の3分の1～半額でお返しするのは、赤ちゃんがひとりの場合と同じです。

2人目以降の赤ちゃんの出産内祝いの場合も、お祝いとしていただいた品の3分の1～半額を目安にするのが良いでしょう。 1人目のときと差をつけたりしないよう、「半返し」の基本を守るのが出産内祝いにおいてのマナーとなります。

出産祝いのお礼として内祝いを贈るときは、お祝いに対する感謝を伝える「お礼状」を添えるのが一般的。 お礼状にも書き方のマナーがありますので、チェックしておきましょう。

お礼状を書くときに気をつけておきたいポイントを4つご紹介します。 1.句読点は使わない 句点「。」や読点「、」は、「終わり」「区切り」「終止符」などマイナスなイメージを連想することから、お礼状やあいさつ状では使用しないのが古くからのマナーです。句読点の代わりに空白や改行を使用して読みやすくしましょう。 2.「お返し」という言葉は使わない 「お返し」という言葉は、「いただいた出産祝いを返す」というニュアンスをもつため、お礼状で使うのは避けましょう。「お礼」という言葉を使い、いただいたお祝いへの感謝をそのまま伝えるのがおすすめです。 3.使用するペンの色に注意 薄い色のペンを使用すると、弔事で使う薄墨を連想させ縁起が悪いと思わせてしまいます。お礼状を書くときは、黒か青の濃い色のペンを使用しましょう。 4.忌み言葉を使わない 下記のような言葉は「忌み言葉」と言われ、縁起の悪さを想像させるため、お礼状には使用しないように気をつけましょう。 【例】 「切れる」「消える」「繰り返す」「終わる」「なくなる」「離れる」「飽きる」「衰える」 これらのマナーをふまえて、実際にお礼状の文章を考えてみましょう。

お礼状は、以下のような構成で書くのが正しいマナーです。 ただし、親しいご友人には、かしこまった形式にこだわらずフランクな形にアレンジしてもよいでしょう。 礼儀や伝統を重んじるお相手には、このような構成でメッセージを書くのがおすすめです。 【頭語】 　「拝啓」「謹啓」などあいさつにあたる言葉です。最後に書く結語とは対になっています。 【時候のあいさつ】 　「新春の候」「春風が心地よい季節となりました」など、季節に合わせたあいさつです。 【相手を気遣う言葉】 　「お変わりなくお過ごしでしょうか」など相手を気にかけている言葉を述べます。 【お礼の言葉といただいたものへの感謝・感想】 　いただいた品やお祝いの言葉についての感謝や感想を述べます。 【内祝いを送ることの報告】 　内祝いの品を送る旨を伝えます。お礼状のみ先に送る場合は、内祝いの品が届く予定日を伝えましょう。 【赤ちゃんの名前(読み方)・性別や由来】 　赤ちゃんの紹介をします。 【母子の健康状態・様子】 　近況をお伝えします。 【今後のお付き合いのお願い】 　「今後ともよろしくお願いいたします」など、これからもお付き合いをお願いしたいことを示す言葉を述べます。 【結びのあいさつ】 　「ぜひ遊びにいらしてください」「お体にはお気をつけください」など最後の言葉を述べます。 【結語】 　「敬具」「謹言」など最初に書いた頭語と対になるものを書きます。 ＜例文＞ 拝啓　 春の気配を感じる頃となりましたが　お変わりなくお過ごしでしょうか　 このたびは素敵な出産祝いをお送りいただきありがとうございました ささやかですが　お礼の品をお送りしますのでご笑納ください 息子は〇〇という思いを込めて　〇〇（読み方）と名付けました おかげさまで母子ともに健やかに過ごしております またお会いできるときを楽しみにしております まだ朝晩は冷え込みますので　どうぞご自愛ください　　　　　　敬具　

出産内祝いでは、贈るのを避けた方が良いとされている品物があります。 代表的なNGギフト3つをご紹介しますので、ギフトを選ぶ前に確認しておきましょう。 ①縁起が悪いとされているもの 【日本茶】弔事での香典返しなどに使われることが多い 【くし（櫛）】語感が「苦」や「死」を連想させる 【刃物】「縁を切る」という意味を持っている 【ハンカチ】涙を拭うハンカチは別れを連想させる ※近年では気軽に贈れるアイテムとして、お祝い事でもハンカチを贈ることが増えてきました。しかし、真っ白なハンカチは弔事を連想させるためNGです。ハンカチを贈る場合は柄物や色物を選びましょう。 ②お相手の趣味ではないもの 全く趣味ではないデザインの贈り物はお相手が困ってしまいます。お相手の趣味がわからない場合は、シンプルなデザインのものや消耗品を選ぶのがおすすめです。 ③お相手が苦手なもの・賞味期限が短い食べ物 食べ物や飲み物を贈る場合は、お相手が苦手なものを事前に把握しておきましょう。また、賞味期限が短いものもお相手の負担になってしまいます。特に郵送の場合は、お相手の手元に届くまでに時間がかかるため、賞味期限が長めのものを選ぶのがおすすめです。

ここからは、出産内祝いのギフトの選び方についてご紹介。ご友人に喜んでいただける内祝い選びのポイントを押さえておきましょう。

ご家族のいるご友人への出産内祝いには、ご家族みんなで楽しめる食べ物や飲み物のギフトが喜ばれます。お子様のいる家庭や年配の方がいる家庭など、お相手の家族構成がわかれば、品物をより選びやすくなるでしょう。 お相手やその家族の好みが分からない場合は、定番で人気のスイーツなどを選ぶのがおすすめです。

タオルなどの日用品も、内祝いの定番といえる品。いくらあっても困らないものではありますが、よくもらうものだからこそ特別感のある品を選ぶのがおすすめです。 例えばタオルであれば、シルクのタオルや、有名ブランドのタオルなど素材や品質にこだわったものが良いでしょう。

出産内祝いに何を贈るか悩んだときには、カタログギフトもおすすめです。お相手がお好きなものを自由に選べるので、本当にお相手が欲しいものをプレゼントできます。 カタログギフトには、雑貨や家電、グルメなどを選べるもののほか、旅行を体験できるものなど、さまざまなジャンルがあるのも魅力的です。

可愛い赤ちゃんの写真をギフトに入れて贈りたい！　という方もいらっしゃることでしょう。しかし、赤ちゃんの写真については人によって価値観が異なるため、写真入りのギフトを贈るのは両親や祖父母など親しいお相手のみに留めておくのが無難です。 ご友人に赤ちゃん誕生の報告をしたいということであれば、ギフト自体に写真を使用するのではなく、メッセージに写真を添えて贈るのがおすすめです。

ここからは、タンプで人気の出産内祝いのランキングをご紹介します。 ジャンル別の人気商品もご紹介するので、きっとご友人にぴったりな内祝いの品が見つかりますよ。

ここからは、ジャンル別に人気の出産内祝いをご紹介。 まずご紹介するのは、「コスメ」のギフトです。見た目も使い心地も◎なコスメグッズは、ご友人への出産内祝いとしても人気を集めています。

続いてご紹介するのは、出産内祝いの定番である「スイーツ」。焼き菓子やショコラからヴィーガンスイーツまで、タンプおすすめのスイーツを幅広くお届けします。

最後にご紹介するのは「カタログギフト」。選ぶ楽しみも一緒にプレゼントできるカタログは、出産内祝いとしても人気の品です。さまざまなジャンルを取りそろえているので、ぜひチェックしてみてください。