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日頃の感謝を伝えるための、日本の大切な習慣といえば【お歳暮】。今回はそんなお歳暮に添える【あいさつ状】の書き方やマナーをチェックしていきます。お歳暮の品とは別で届けるあいさつ状では、普段伝えることのできない自分の気持ちを素直に届けることができるでしょう。例文もご紹介しますので、ぜひ最後までお読みください。
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年末になると欠かせない【お歳暮】は、日頃の感謝の気持ちと「来年もよろしくお願いします」というあいさつを届ける贈り物です。 基本的には手渡しで贈るのがマナーですが、遠方に住んでいたり、お相手の方が多忙で会うタイミングを合わせられなかったりすると郵送で贈ることになります。 お歳暮を直接訪問して届けられないときに、別添えで贈る手紙のことを【あいさつ状】と言います。 こちらの記事では、あいさつ状を送るタイミングや書き方など、お歳暮のあいさつ状に関するマナーを解説! ぜひお歳暮を贈る際は参考にしてください。
あいさつ状は、出すタイミングや手紙のスタイルにも気をつけたい部分がいくつかあります。 ここからは、あいさつ状に関する基本的なマナーを見ていきましょう。
あいさつ状には、品物と一緒に贈る【添え状】と、品物とは別で贈る【送り状】の2パターンがあります。 別で贈る送り状の方がより丁寧とされるため、特に上司など目上の方にお歳暮を贈る場合は送り状として出すようにしましょう。 送り状を出すときは、手紙を出すタイミングに要注意です。 品物と一緒に贈る添え状に対して、送り状を出す場合は品物よりも早くお相手に届くように投函します。 お歳暮を贈ることを事前に知らせて、お相手の方の受け取りの予定を立てやすくするためです。 送り状は、お歳暮が届く3日前にはお相手のもとに届いていることが理想です。
今ではパソコンやスマートフォンで手紙や文書を書くことも増えてきました。しかし、お相手への敬意を表すお歳暮のあいさつ状は、気持ちを伝えるためにも手書きで書くことをおすすめします。 また、かしこまった手紙であるあいさつ状では、鉛筆など消せる筆記用具で書くのは望ましくありません。 ボールペンでも構いませんが、万年筆を使うとより丁寧な手紙となるでしょう。
あいさつ状をお歳暮の品より先に送る場合、文章は便せんに縦書きで書き、封筒に入れて送るのが正式なマナーとされています。 お相手が友人など親しい間柄の場合は、はがきなど簡易的なものを使っても構いませんが、上司や先生など目上の方に贈る場合は、白い無地や落ち着いたデザインのレターセットなどを使うと良いでしょう。 あいさつ状をお歳暮の品に添えて同時に送る場合は、カードや一筆箋などに文章を書いて品物に同梱します。 宅配便やゆうパックに封書の手紙を同梱することは、法律上禁止されているため気をつけましょう。
ここからは、実際にあいさつ状の書き方を見ていきます。 あいさつ状は基本的な構成を使うことで、ある程度の体裁を整えることができます。 手紙を書き慣れていない、書き方に悩んでしまうという方は、下の構成を使って書いてみると良いでしょう。 1:頭語(拝啓・謹啓など) 2:時候のあいさつ 3:本題(日頃の感謝の気持ちや、お歳暮を贈った旨を伝える) ※品物より先にあいさつ状を送る場合は、品物が届く予定日も伝える 4:今後の変わらぬ交際を願い、お相手の健康や幸せを願う言葉 5:結語(敬具・謹白など) 6:手紙を書いた日付・署名 こちらの6つを取り入れることで、丁寧なあいさつ状を書くことができますよ。
あいさつ状を書いていくときには、基本的な構成以外で気をつけたい部分もいくつかあります。 1つ目は【お相手の情報を書き間違えない】ということです。 お相手の名前を間違える、ということは大変失礼なので、書く前にはしっかりお相手の名前の表記を確認するようにしましょう。 例えば「斉」といったような、同じ読みでも書き方がいくつかあるような文字は特に要注意です。旧漢字を使う名前であれば、省略せずに正式な旧漢字を書くようにしましょう。 2つ目は【お相手によって文体を少し変える】という点です。 親しい間柄なのにビジネス文書のような書き方は少しよそよそしい、と思われてしまうこともあり、逆もまた同じです。 あいさつ状は感謝の気持ちを届けることが目的なので、ある程度の礼儀を守りつつ、お相手との関係性に合った書き方ができると良いですね。
古くからのしきたりには、【あいさつ状には句読点をつけない】という習慣もあります。 これは、句読点はもともと子どもが文を読むときの補助に使われていたものなので、目上の方の手紙につけるのは失礼という考え方や、「区切り」「終わり」を意味する句読点は「縁が切れる」ことを連想させるという考え方に由来しています。 そのため、ビジネスシーンでのあいさつ状などには、現在も句読点を使わないケースが多く見受けられます。 ただ、これは必ずしも厳密なルールではないので、目上の方の文章には句読点を使わないなど、ケースによって使い分けるとよいでしょう。 句読点を使わない場合は、改行や空白などを代わりに用いて読みやすい文章を書きましょう。
ここからは、お歳暮とあわせて送るあいさつ状の例文をご紹介します。 今すぐあいさつ状が必要なときにそのまま使うのはもちろん、こちらの例文をベースにアレンジしてお使いいただくこともできます。 お相手別に例文を用意していますので、シーンに合わせてぜひご利用ください。
○○株式会社 御中 拝啓 師走の候 貴社ますますご清栄のこととお慶び申し上げます 平素はひとかたならぬお引き立てにあずかり 厚く御礼申し上げます つきましては 日頃の感謝の気持ちを込めまして 心ばかりではありますが お歳暮の品をお送りさせて頂きました 〇月〇日ごろには届くかと存じますので ご笑納いただければ幸いです 明年も変わらぬご愛顧を賜りますよう 何卒よろしくお願い申し上げます 甚だ略儀ではございますが 書面にて一年のお礼を申し上げます 敬具 令和○年○月○日 ○○株式会社
○○様 拝啓 歳末の候 ご多忙のことと存じます 今年一年 公私にわたりいつも温かいご指導をいただき 心から感謝しております 日頃の感謝の意を込めまして 心ばかりの品をお送りさせていただきました 〇月〇日ごろには届くかと存じますので ご笑納いただければ幸いです 来年もよろしくお導きのほど 心からお願い申し上げます。 敬具 令和○年○月○日 ○○(署名)
○○先生 拝啓 寒冷のみぎり 今年も残すところわずかとなりましたがお元気にお過ごしでしょうか 日頃はご無沙汰ばかりで申しわけございません お陰様でこちらも一同 元気で何ごともなく過ごしております つきましては 感謝の気持ちを込め お歳暮の品をお送りさせていただきました 〇月〇日ごろには届くかと存じますので ご笑納くだされば幸いです これから寒さも本番となってまいりますので ○○先生にはくれぐれもご自愛ください 敬具 令和○年○月○日 ○○(署名)
○○様 拝啓 年の瀬も迫ってまいりましたが お変わりございませんか おかげさまで こちらは皆元気に過ごしております ○○様には今年一年 本当にお世話になりました つきましては ○○様への感謝の気持ちを込めまして 心ばかりのお歳暮の品を贈らせていただきました お口に合いましたら幸いです 寒い日が続きますが 体調など崩されないようご自愛ください 敬具 令和○年○月○日 ○○(署名)
○○様 拝啓 師走に入り 今年も残すところあとわずかとなりました お健やかにお過ごしのことと存じます お陰様で私たちもこの一年 何事もなく無事に過ごすことができました 先日 日頃のお礼と年末のごあいさつがわりに 心ばかりの品をお送りさせていただきました 〇月〇日ごろには届くと存じますので どうぞお納めください お正月には子供たちを連れ帰省させていただきます お会いできるのを楽しみにしています 寒さ厳しい折から お風邪など召されませんようお気を付けください 敬具 令和○年○月○日 ○○(署名)
お歳暮は品物がメインのようにも思われますが、実はあいさつ状も、言葉で1年の感謝を伝えられる大切な機会。 日頃すぐには会えないお相手の方へ、なかなか伝えられない感謝の気持ちを届けるためにも、ぜひ心を込めたあいさつ状を贈りましょう。素敵な一通になることをお祈りしています。
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