結婚祝い出産祝いをいただいたら内祝いをしっかりしたお礼状とともに贈りましょう

現在の内祝いは、お祝いをいただいたことに対する「お返し」的な要素が強いものとなっています。 ですが、本来は、おめでたい出来事があった側が、お祝いをもらったかどうかに関係なく、近隣や縁者に「幸せのおすそわけ」として贈るのが「内祝い」だったのです。 なので、内祝いを贈る際には「お返し」という表現は避け「感謝の気持ちを伝える」というスタンスで臨みたいものです。 実際にお礼状を書くとなると、どんな内容を書けばいいの？！何か気を付けるマナーは？と、わからない点も多いかと…… そこでこの記事では、結婚内祝い、出産内祝いのお礼状を書く際の注意点や文例をご紹介します。ぜひ最後までお読みください！

内祝いのお礼状を、どのように書いたらいいか悩んでしまいますよね。 せっかくお礼状を同封するなら、気持ちをちゃんと伝えたいことでしょう。 ここでは内祝いのお礼状の書き方を紹介します。

友人や職場の人から、お祝いを連名でいただくこともありますよね。 連名でもらったときも、内祝いの品と同じように、ひとりひとりにお礼状を書きましょう。 例え連名であっても、お祝いの気持ちはそれぞれから受け取っています。 連名で贈ってくれた相手も、近況報告や感謝の気持ちが込められたお礼状をもらえると嬉しいものです。 ぜひ、ひとりひとりにお礼状を書いて、感謝の気持ちを伝えましょう。

お礼状には、感謝の言葉を入れることが何より大切です。 お祝いをもらって嬉しかった気持ちを、内祝いの品だけでなくお礼状にも込めましょう。 結婚祝いをもらったときは、文面に注意してください。 新婚の様子を伝えるのは、ほどほどにしましょう。未婚の友人へのお礼状は、特に配慮が必要です。

お礼状には、文頭や文末に相手を気遣う言葉も添えると良いでしょう。 「お身体大切にしてくださいね。」など入っていると、あなたも嬉しくなりませんか？ 必ずしも必要な訳ではありませんが、自分を気遣う言葉が入っていると、もらった相手も嬉しくなるものです。

お祝いをいただいたら、なるべく早く手紙を出しましょう。 内祝いの品とお礼状を別々に送るなら、先にお礼状が届くようにしましょう。 お礼状を送るのが遅れそうな場合は、電話かメールで取り急ぎお礼を伝えます。 しかし、どうしても遅れそうな場合です。 相手によっては失礼にあたりますので、注意して見極めましょう。

基本的に、内祝いのお礼にギフトを贈る必要はありません。 ですが、どうしても何かもう少し気持ちを贈りたいこともありますよね。 そんなときは、相手に喜んでもらいたい気持ちを、プチギフトとして贈るのはいいかもしれませんね。

基本的に、挙式や披露宴への出欠にかかわらず、結婚祝いをいただいた全ての方に向けて、内祝いとお礼状が必要です。 ここからは、結婚内祝いのお礼状で注意することを以下のポイントでご紹介します。 ・お礼状を出す時期 ・書き方のマナー ・お礼状に入れたい内容

結婚祝いをいただいたら、「結婚内祝い」としてお礼の品を一ヶ月以内に贈るのがマナー。 内祝いには、お礼状を添えて、心からの感謝の気持ちを伝えましょう。 内祝いの品物と、お礼状を別々に送る場合は、品物よりも先にお礼状が届くようにしたほうがいいでしょう。 相手からのお祝いが無事に届いていることを知らせる意味からも、お礼状は先に出しておくほうがいいのです。 一般的には挙式後すぐに、または新婚旅行から帰ってきてすぐにお礼状を出します。 内祝いの品物だけが先に相手に届くのは、やはり失礼にあたります。 別便で先にお礼状を送っておくか、内祝いの品物と一緒にお礼状を添えて二人からの感謝の気持ちを伝えましょう。

お礼状は、はがきと封書どっち？と迷いますね。 はがきは、略式となるため、「手書きの封書」がいいでしょう。 便箋は、カジュアルすぎなければ、縦書きでも横書きでも問題ないのですが、縦書きのほうがよりフォーマル感が出るのでおすすめです。 ボールペンではなく、黒か紺の万年筆かインクペンで書きましょう。 「忌み言葉や重ね言葉を使わない」 お祝いにふさわしくない縁起の悪い言葉、例えば「切れる・去る・壊れる・戻る」などの忌み言葉は避けましょう。 重ね言葉と言われる「再び・しばしば・いよいよ」などの言葉も使用しないことがマナーとなっています。 「句読点は付けない」 お祝い事に用いる文面では、句読点は付けないとされていることも。 区切りや終わりをつけないことが理由なのですが、現代ではあまりこだわらないことも多くなっているようです。 年長者や格式にこだわる方へのお礼状では気を付けたほうがよさそうですね。

以下の内容を結婚内祝いのお礼状に盛り込むことで、しっかりと感謝の気持ちでお礼を伝えることができます。 「お祝いへのお礼」 「新生活の近況や頂いた品への感想など」 「今後のおつき合いや支援・ご指導のお願い 」 「新郎新婦の名前（旧姓も）」 「新居の住所・連絡先」 新婚のラブラブな様子を伝える文面や自慢話ばかりでは、しっかりと感謝の気持ちが伝わらない内容になってしまいますので注意しましょう。 また、未婚の友人へのお礼状の文面にはある程度の配慮が必要です。

目上の方や親戚、友人など、出す相手によってお礼状の文面は違ってきます。 以下、相手別にご結婚内祝いのお礼状の文例を紹介します。

拝啓　陽春の候　○○様におかれましてはお健やかにお過ごしのこととお慶び申し上げます この度は 私どもの結婚に際しまして心のこもったお祝いの品を頂き誠にありがとうございました 頂戴しました夫婦箸で、いつも二人仲良く感謝して御飯をいただいております。 夫婦箸は、長さもちょうど良くとても重宝しています。 やはり良いお品は、とても使いやすいと二人で感激していました。 お礼のしるしに　心ばかりの品をお贈りさせていただきます　ご笑納頂ければ幸いです 未熟ではありますが　二人で助け合い　温かな家庭を築いていきたいと思っております どうか温かくご指導くださいますようお願い申し上げます　敬具

とっても素敵な結婚祝いをありがとう！ 嬉しくて○○は私の趣味を本当にわかってくれているなと感激しました ささやかですがお礼の品を贈ります 新居もやっときれいになりましたので　ぜひ遊びに来てくださいね これからもどうぞよろしくお願いします！

出産祝いを頂いたのでお返しを贈ります、といった意味合いの表現は失礼になってしまいます。 やはり、心からの感謝の気持ちが伝わるようなお礼状にしたいですね。 以下、出産内祝いのお礼状で注意することを次のポイントでご紹介します。 ・お礼状を出す時期 ・書き方のマナー ・お礼状に入れたい内容

出産祝いをいただいたら、できれば3日以内にはお礼状を出せればベストです。 でも、出産後は慣れない赤ちゃんのお世話で忙しく、体力も普段通りというわけにはいきませんよね。 もし、お礼状を送るのが遅れそうなら、取り急ぎ電話かメールなどでお礼を伝えましょう。 ただし、相手によってはメールなどでは失礼になる場合もありますのでご注意くださいね。 お礼状だけではなく、出産祝いをくださった全員に、後日「出産内祝い」の品を贈りましょう。

やはり、「お返し」という言葉は使わないように注意しましょう。 「お祝いをもらったから返しました」という義務的な印象を持たれてしまい、マナー違反になります。 お礼状は、白い便箋に黒か紺の万年筆かインクペンで、出来れば縦書きで書きます。 差出人は夫婦の連盟にしましょう。

出産祝いにいただいた物へのお礼状なので、お祝いをいただいて嬉しいという感謝の気持ちが伝わる内容にしましょう。 以下の内容を入れます。 「出産祝いの品物への感謝の気持ちを伝える」 「出産祝いのお礼・感想」 「赤ちゃんの性別、名前、読み方、名づけの由来」 「母子の近況」 「今後のお付き合いや支援をお願いする言葉」 また、赤ちゃんが授からないご夫婦への配慮も忘れずに、あまりはしゃぎすぎた内容になりすぎないような注意も必要です。

目上の方や親戚、親しい間柄の知人など、出す相手によってお礼状の文面は違ってきます。 以下、相手別にご出産内祝いのお礼状の文例を紹介します。

拝啓　薫風の候、皆様におかれましてはますますご健勝のこととお喜び申し上げます。 このたび、長男の誕生にあたりましては、ご丁寧なお祝いをいただきまして、まことにありがとうございます。 ○○様のあたたかなお気持ちが感じられ、夫婦ともども喜んでいます。 子どもには△△△△△という願いをこめ、◯◯（ふりがな）と命名いたしました。 おかげさまで産後の肥立ちもよく、母子ともに健やかに過ごしております。 今後は、夫婦ふたりで力を合わせ、育児に努めてまいりますので、ご指導のほどをよろしくお願い申し上げます。 心ばかりではありますが、内祝いの品を別便にて送らせていただきました。ご笑納いただければ幸いに存じます。 まずは御礼のみにて、失礼させていただきます。　　　　敬具

この度は心温まるお祝いをいただき本当にありがとうございました。 子どもの名前は△△△△△との願いを込めて、◯◯（ふりがな）と命名いたしました。 おかげさまで初めての子育てに戸惑いながらも元気に過ごしております。 ささやかですが、心ばかりの品をお贈りさせていただきます。 お近くにお越しの際には、娘の顔を見にぜひお立ち寄りくださいね。

祝い事のお返しとして内祝いは贈ることが多いですが、内祝いのさらにお返しに感謝の気持ちを文字に起こして伝えることがおすすめです。 昔と違い、今ではハガキや手紙以外にも、電話やメール、ラインなどを通じて連絡をとることができますよね。携帯でラフに伝える感謝の言葉も、相手に気を使わせずに済むので全く問題ありません！ ここではお礼状ほど固くない内祝いのお返しの例文を紹介します。

昨日、内祝いのクッキーが届きましたありがとう。 クッキーは家族と美味しくいただきました。 新しい生活はいかがですか？お二人で仲良く頑張ってください。

今日、送っていただいたお品物を受け取りました。 ご丁寧にありがとうございます。 毎日使うものなので、とても助かります。 お元気ですか？落ち着いたらまたお会いできるのを楽しみにしています。

ここからは、内祝いのお礼におすすめのギフトをご紹介します。 いくつか紹介するので、相手にぴったりのギフトがきっと見つかりますよ。 喜ぶ顔を思い浮かべながら、ぜひご覧くださいね。

今回は、結婚内祝いと出産内祝いのお礼状を書く際の注意点や相手別の文例をご紹介しました。 内祝いを贈る際には、品物の他にお礼状が必要な事や、どんな点に気を付ければいいかなどがわかりましたね。 マナーを守って、内祝いのお礼状を書きましょう。 最後までお読みいただきありがとうございました。