内祝いにハンカチを贈ろう♪

ハンカチは漢字で「手巾（てぎれ）」と書きます。 その音の響きから「手切れ＝別れ」を連想させるので、古くから贈り物には不向きだとされてきました。 しかし、贈り物のマナーの根本は「相手の立場に立って考える」ということです。 このことから、ハンカチを贈られて嬉しい、と感じるのであれば、贈り物としてNGという事はないのです。 ハンカチは、男女問わず幅広い世代の方が日常的に使うもの。 また、数があっても困らないので、実は非常に贈り物に適したアイテムの一つなのです！ せっかくなら、喜んで使ってもらえるものを贈りたいのが本音ですよね♡ こういったことから、最近ではハンカチは内祝いの贈り物として、非常にポピュラーな選択肢になってきています。

内祝いを贈る時に、「これだけは気を付けなくてはいけない」というマナーがいくつかあります。 大切な事なので、順を追って確認していきましょう。

内祝いの予算の目安は、半額から3分の1が一般的です。 頂いたお祝いが品物だった場合は、きちんと値段を調べてから、内祝いの予算を決めましょう。 友人や知人への内祝いは、頂いた金額の「半返し」がマナーです。 連名でお祝いを頂いた場合は、一人当たりの金額に対しての半額を目安にしましょう。 親族に対しての内祝いは、頂いた金額の3分の1が一般的です。 ただし近しい親族から高額の贈り物を頂いた場合は、親族内でお返しのルールがないか、などを確認したうえで内祝いの予算を考えましょう。

内祝いにハンカチを贈る時に注意しておきたい事は「白いハンカチはNG」という事です。 白い布は、亡くなった方の顔にかけるために使用されるので贈り物としてはタブーとされています。 ハンカチは白以外でも、沢山の選択肢があるので、いらぬトラブルを避ける意味でも、白いハンカチを内祝いとして贈るのは避けましょう。

本来内祝いとは、「お祝い事のお裾分け」という意味で行われてきた習慣です。 品物に目録を添えて贈るというしきたりが簡略化されて、のしが正式なマナーとなりました。 出産祝いの内祝いは赤ちゃんの命名報告を兼ねているので、のしは「花結び（蝶結び）の水引で表書きは「内祝い」の下に赤ちゃんの名前を書きます。 結婚祝いの内祝いは、10本の結び切りの水引で表書きは「内祝い」または「寿」の下に二人の名前を書きます。 内祝いの種類によって、のしの水引きや、表書きが変わるので注意しましょう。

最近では、一般的になってきたハンカチの内祝いですが、古くからのイメージでネガティブな印象を受ける方もいらっしゃるかもしれません。 そんな時、ハンカチを選んだ理由や、「これからもよろしくお願いします♪」というメッセージが添えられていると、相手の方も安心して受け取れることでしょう。 長くかしこまった文章は必要ありませんが、品物だけでなく手紙が添えられていると一気に贈り物の印象が良くなりますよ！

沢山あるハンカチの中でどんなものを選べばいいのか悩んでしまいますよね。 そこで、人気ブランド物から、日本伝統の品まで、内祝いにおススメのハンカチを厳選してご紹介します。

ハイブランドのハンカチは、なかなか自分では購入しないので贈り物で頂けると嬉しいものです。 大きく「H」がデザインされたシンプルなタオルハンカチは、普段使いに活躍するハイブランド品として愛用してもらえる事でしょう。 上質を好む、おしゃれな方への内祝いにおすすめです♡

シンプルなリネンのハンカチは、贈り物にピッタリの人気商品。 縁を飾るトーションレースが、上品で優雅な印象の女性用ハンカチです。 贈る相手のイニシャルを、オーダーして刺繍で入れることができるので、他にはない特別な贈り物としても素敵ですね。

品質に定評がある、今治タオルのハンカチセットです。 同じ柄の色違いが3枚セットになっていて、使い勝手がよいので人気のギフトです。 タオルハンカチはかさばるのが苦手、という意見もありますが、こちらの商品は二つ折りで使う事が出来る、ハーフサイズ♪ 男性がポケットに入れても、気にならないサイズ感なので男女問わず贈れる人気商品です。

実用性を重視される方への内祝いの贈り物でおすすめなのは「ガーゼハンカチ」です。 オーガニック素材の5重ガーゼのハンカチは、濡らしてお手ふきとして使うこともできるので実用性は十分。 柔軟剤なしでもふんわりした肌触りのガーゼは、環境にもやさしいです。

奈良県が一大産地として有名な蚊帳生地のハンカチです。 吸水性が高く、速乾性に優れているので、ハンカチとしての機能性はとても優秀です。 可愛らしい柄が多く、相手の笑顔を思い浮かべて、選ぶ楽しみがありますね。

内祝いに限らず、贈り物は心を込めて相手に届けることが、最も大切です。 せっかくの贈り物が、マナー違反で台無しになってしまわない様に、基本的なマナーの確認も忘れずにしておきましょう。 最後まで読んでいただき、有難うございました。