【新築祝い】正しいマナーで現金を包みましょう！

大切な友人や会社の同僚、親戚などの新築祝いに、好きな物を選んで欲しいと現金を包む方もたくさんいます。ただ気になるのが新築祝いを現金で贈るときのマナー。 祝儀袋はどれを選べばいい？包む金額にもマナーがあるの？と、色々気になる事も多くありますよね。ここではそんな新築祝いに現金を包むときのマナーについて、詳しく紹介していきます。

新築祝いは現金でも品物でももちろんOKです。仲のいい友達や同僚からセンスがいい新築祝いを貰ったら「さすが！私の好みちゃんとわかってる！」って嬉しくなっちゃいますよね。 また「新築するのにお金もかかったし、正直現金のお祝いはうれしい！」という方も少なくありません。 ここでは新築祝いを品物、現金で贈る場合のメリット、デメリットをそれぞれ紹介していきます。新築祝いを現金にするか、品物にするか悩んだときは参考にして下さいね。

新築祝いを品物で贈るメリットは、何より一生懸命選んでくれたという気持ちが伝わります。また新居に飾ってもらえる小物やインテリアなどでしたら、いつまでも形に残しておくことが出来ます。ちょっと贅沢かなって品物も、プレゼントで貰ったら嬉しいアイテムってたくさんありますよね。 親しい友人など相手の好みやセンスが良く分かる仲の場合は、品物のプレゼントもおすすめ！きっと気に入ってもらえます。

品物を贈るデメリットは、相手が必要としている物や好みが分からないと「いらない物」を送ってしまう場合があります。もう買い揃えていて被ってしまったり、センスに合わなかったりする事もあるので、事前に必要な物や好みをリサーチしておいた方がいいですね。

新築祝いを現金で贈るメリットは、何より相手が使い方を自由に選べる点です。新築に合わせて色々買い揃えていても、いざ生活が始まると新しく買い足したいものも出てきます。 そんな時現金でのお祝いは、欲しい物の購入資金に充てる事が出来るので喜ばれます。また品物のプレゼントでは分かりにくい金額も、現金だと直ぐにわかります。新築祝いのお返しの予算が立てやすいという点では、受け取った人も助かりますね。

現金のデメリットをあえて上げるとしたら、親しい友人の場合はちょっとよそよそしさを感じてしまうという場合があります。ただ現金をもらって困るという方もいないので、「必要な物を買う時の足しにしてね！」と伝えて渡せば、気持ちは充分伝わると思います。

ここでは新築祝いに現金を贈る場合の、祝儀袋のマナーについて紹介していきます。祝儀袋の水引きの種類や表書き、また新札を包んだ方がいいのかなど、祝儀袋とお札のマナーもしっかり押さえておきましょう。

祝儀袋には水引という飾り紐がついていますよね。この水引には主に「結び切り」と「蝶結び」の2種類があります。結び切りは一度結ぶと解けにくい結び方、蝶結びは直ぐに解けて何度でも結び直す事が出来る結び方です。 そのため結び切りは「人生で一度きりが好ましいお祝い」に使い、蝶結びは「何度あっても嬉しいお祝い」に使います。 新築祝いは「何度あっても嬉しいお祝い」なので、水引きは蝶結びの祝儀袋になります。もちろん新築のマイホームは何度も購入出来るものではありませんが、新しく購入する事もありますよね。同じように出産祝い、入学祝い、長寿祝いなども何度あっても嬉しいお祝い事なのでこの蝶結びを使います。

祝儀袋の表書きは上段に「御新築祝」や「御新築御祝」と書き、下段に名目より少し小さめにフルネームを書きます。新築のマンションに転居する場合は、「御新居祝」や「御新居御祝」になります。 ただ「御祝」だけでも間違いではないので、祝儀袋や短冊に「御祝」と印字されている物を使っても、マナー違反ではありません。

祝儀袋に入れるお札は、出来るだけ新札を用意しましょう。新札はいつでも手元にあるとは限りませんよね。そのため新札を入れる事で「事前に新札を用意して、ちゃんとお祝いの準備していました」という気持ちを伝える事が出来ます。 新築祝いに限らずお祝い事は事前に時期が分かる物が多いので、ご祝儀は一般的に新札を包むのがマナーとされています。 逆に香典やお見舞いなど不祝儀の場合は、新札を入れると「不幸を事前に準備していた」という意味合いになってしまいマナー違反になるので注意しましょう。

新築祝いを現金で渡す場合、包む金額も気になりますよね。新築祝いは相手との間柄によって、相場も随分変わってきます。ここでは気になる新築祝いの相場を、関係性別に紹介していきますね。 ただ新築祝いは何より新しい家をお祝いする気持ちが大切なので、用意できる範囲内でOKです。相場はあくまでも目安なので、迷った時の参考にして下さい。

・友人：5,000円～10,000円 ・同僚：5,000円～10,000円 ・親戚：10,000円～30,000円 ・兄弟：30,000円～50,000円 ・両親：50,000円～100,000円

祝儀袋も最近は色々な種類が販売されています。祝儀袋として渡した後も巾着袋として使ってもらえるものや、ハンカチとして使ってもらえる祝儀袋などもあります。ここではそんなおしゃれで機能性も高い、おすすめの祝儀袋を紹介していきます。

祝儀袋として渡した後は小風呂敷として使ってもらえる、おしゃれな布製祝儀袋です。約50×50㎝サイズなので、ランチ包みや大判ハンカチなどに使ってもらう事も出来ておすすめ。

祝儀袋として渡した後は、巾着袋として使ってもらえるおしゃれな巾着袋です。水引は蝶結びなので新築祝いにもピッタリ。メイクポーチや小物入れとして、長く使ってもらう事が出来ます。

祝儀袋として渡した後は、3つに分かれたペン差し付きのペンケースして使える便利な祝儀袋です。デザインやカラーも豊富に揃っているので、男性への祝儀祝いにもOK。祝儀袋がペンケースとして使えるなんて、受け取った方もきっと喜んでくれるはず。

日本製の柔らかいガーゼハンカチで出来た祝儀袋です。ちいさなお子さんがいるご家庭への新築祝いにおすすめ。カラーはピンクとブルーの2種類があるので、男の子でも女の子でもOKです。

少額だから豪華な祝儀袋はちょっと恥ずかしいという時におすすめの、「こころばかり」が印字されているのし袋です。美濃和紙を使ったおしゃれなデザインで、お札を折らずに入れられるサイズなのでちょっと気持ちだけというときにときにおすすめです。

新築祝いを渡す事でもちろんお祝いする気持ちは伝わりますが、お祝いのメッセージが付いていれば、より喜んでもらえるはず！ちょっと文章を書くのは苦手という方に、使える例文を紹介します。

親しい友人の場合は、あまり堅苦しい言葉だとちょっとよそよそしくなってしまうのでいつもの会話調の方が気持ちも伝わりやすいです。 例文 「ご新築おめでとう！新居の住み心地はきっと快適な事でしょう。落ち着いたころに遊びに行かせてもらうね！」

目上の方や上司の場合は、丁寧な言葉遣いを心がけましょう。文脈はお祝いの言葉、新居や土地柄のこと、よい前途を願う気持ちの順にすると書きやすいかと思います。 例文 「ご新築、おめでとうございます。緑も多い環境で、素敵なご新居が完成されたとお聞きしています。新天地でのますますのご活躍をお祈りいたします。」

新築祝いを現金で贈るときのマナーについて紹介してきましたが、参考になれることはありましたか？使い方を自由に選べる現金は、何かとお金がかかる新生活には喜ばれます。 包む金額の相場も紹介しましたがあくまでも目安で、何よりお祝いの気持ちを伝える事が大切です。無理のない金額で十分です。ただ祝儀袋の水引は「蝶結び」、ここは間違えないようにしましょう。 ぜひ大切な方へ、現金のご祝儀で新築をお祝いしてあげて下さい。最後までお読みいただきありがとうございました。