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知っているようで知らない!今回はふくさの正しいマナーを紹介します。ご祝儀袋やお香典などの金封を包むふくさですが、お祝いごとやお悔やみごとで適切な色や柄があるのを知っていましたか?他にも、お祝いごとやお悔やみごとでの正しいふくさの包み方や渡し方、ふくさを用意できなかった場合の代用方法まで気になるあれこれを全てご紹介します。
更新
そもそもふくさ (袱紗)とは、ご祝儀やお香典などの金封を包む布のことを言います。正方形の風呂敷を少し小さくしたサイズで、シルクやちりめん素材のものが一般的です。 冠婚葬祭時には、(不)祝儀はふくさに包んで持参するのがマナーですので、この記事を読んでふくさのマナーをマスターしましょう。
ふくさの持つ役割は大きく分けて2つあります。 ①相手への礼節を示すため 金封を受け取る相手に礼儀を尽くし、喜びや悲しみの気持ちを共有する心遣いを示すためです。 ②シワや折り目がついてしまうのを防ぐ カバンの中で金封が汚れてしまったり、折り目がついてしまうのを防ぐ役割があります。 このようにふくさには相手への心遣いや、贈り物を大切に扱うためにも必要なアイテムです。ふくさを持っていない場合は、一つは用意しておくと何かと便利ですよ。
ふくさには、「包むタイプ」と「挟むタイプ」の2種類があります。 包むタイプには「風呂敷タイプ」、「爪付きタイプ」、「台付きタイプ」があります。 挟むタイプは「金封袱紗」と言って、ポケットが付いています。 ここで紹介する4つのタイプはどれを使ってもマナー違反になりません。 しかし元々ふくさは、貴重品や贈答品の上に布をかけて汚れやホコリを防いでいたことに由来するため、一枚布で包むタイプのものがより正式なタイプと言えます。 一方で挟むタイプの「金封袱紗」は使いやすいので、ふくさに慣れていない人はこちらのタイプがおすすめです。 用途やシーン、使い勝手を考慮して選んでみて下さいね。
「風呂敷タイプ」は何も付いておらず、シンプルな正方形のふくさです。 シルクやちりめん素材で、裏地がついているものが多いです。 使用後は、コンパクトに折りたためるので持ち運びに便利ですよ。
「爪付きタイプ」は金封を包んだ後に包みが開かないよう、留め具が付いているふくさです。バッグの中で、包みがはだけて金封が出てしまうことなどを防いでくれます。
「台付きタイプ」には、金封を置く台がついています。 台の四隅には、金封を台に固定するためのゴムや紐が付いているものもあります。 台があることで、金封がずれて型崩れしてしまうことを防ぎます。また、慶事と弔事で使い分けできるようにリバーシブルタイプのものもあります。
「金封ふくさ」は長財布のような形をしていて、金封をポケットに挟むタイプのふくさ。包む必要がないため、使いやすく老若男女に人気のふくさです。
使うべきふくさの色や柄は、用途やシーンによって変わります。 慶事や弔事でそれぞれふさわしい色や柄が異なるので、ふくさを選ぶ際は注意が必要です。
結婚式などのお祝いごとには、喜びの気持ちを表す「暖色系」を選びます。 代表的な色は、赤・ピンク・オレンジ・えんじ・ベージュ・金などが挙げられます。
お葬式などお悔やみごとには、悲しみの気持ちを表す「寒色系」を選びます。 代表的な色は、紺・深緑・グレーなどが挙げられます。
「濃い紫色」のふくさは慶弔どちらでも使えるので、一枚持っていると便利です。 紫は昔から最も高貴な色とされており、男女問わず使いやすい色なので初めてのふくさ選びの際におすすめです。 しかし「薄紫色」は、お祝いごとのみに使用する色なので注意しましょう。
お祝いごとにもお悔やみごとにも、基本的には「無地のふくさ」が良いとされています。しかし派手すぎず、シーンに適した柄であれば問題ないでしょう。 お祝いごとの場合は、鶴亀・松竹梅・扇・亀甲・鳳凰など縁起のよい柄を選ぶのがおすすめです。最近はレースが施されたお洒落なふくさも販売されています。 お悔やみごとの場合は、無地のふくさが望ましいですが、蓮や菊などの柄を選ぶと良いでしょう。
ここでは、ふくさの正しい包み方を紹介します。 ふくさのタイプや、お祝いごと・お悔やみごとによっても包み方が異なってくるので、記事を参考にしながら包んでみて下さい。 ポイントとなるのは、お祝いごとの場合は「ふくさを右に開く」こと、お悔やみごとの場合は「ふくさを左に開く」ことです。
1. ふくさを開いて、ひし形になるように置きます。 爪付きタイプの場合は、爪が右にくるようにします。 2. ふくさの中央から少し左にご祝儀袋を置きます。 台付きふくさでリバーシブルタイプの場合は、暖色系の面を表に向けて置いて、その上にご祝儀袋をのせます。 3. ふくさの「左→上→下→右」の順に畳みます。 4. はみ出た部分は裏に折り込み、爪付きタイプの場合は留め糸にひっかけて完成です。
1. ふくさを開いて、ひし形になるように置きます。 爪付きタイプの場合は、爪が右にくるようにします。 2. ふくさの中央から少し右にご祝儀袋を置きます。 台付きふくさでリバーシブルタイプの場合は、寒色系の面を表に向けて置いて、その上にご祝儀袋をのせます。 3. ふくさの「右→下→上→左」の順に畳みます。 4. はみ出た部分は裏に折り込み、爪付きタイプの場合は留め糸にひっかけて完成です。
ふくさを右開きになるように持ち、表書きが読めるように(イラストのように)ご祝儀袋を入れます。
ふくさを左開きになるように持ち、表書きが読めるように(イラストのように)ご祝儀袋を入れます。
お祝いごとかお悔やみごとかで、ふくさい包んだご祝儀袋やお香典の渡し方は異なります。 初めてふくさを使用する場合は、渡す練習をしてみるのもおすすめです。
1. 自分から見て右側にふくさが開くように持ち、右手で開いてご祝儀袋を取り出します。挟むタイプの場合は、右開きになるようにふくさを持ち、右手で開いてご祝儀袋を取り出します。 2. 台付きふくさの場合は台の上にご祝儀袋を置き、台がない場合は畳んだふくさを台にしてご祝儀袋をのせます。 3. 時計回りに180度回して、相手側から表書きが読めるようにして両手で渡します。 その際、「この度はおめでとうございます。」などお祝いの言葉を添えて渡しましょう。
1. 自分から見て左側にふくさが開くように持ち、左手で開いてお香典を取り出します。挟むタイプの場合は、左開きになるようにふくさを持ち、左手で開いてご祝儀袋を取り出します。 2. 台付きふくさの場合は台の上にお香典を置き、台がない場合は畳んだふくさを台にしてお香典をのせます。 3. 反時計回りに180度回して、相手側から表書きが読めるようにして両手で渡します。 その際、「このたびはご愁傷様です」などお悔やみの言葉を添えて渡しましょう。
ふくさを用意できなかった場合は、ハンカチで代用できます。 ハンカチ以外ならキレイな布や風呂敷、スカーフなどで代用可能です。 ふくさと同じようにお祝いごとには暖色系を、お悔やみごとには寒色系の色を使います。 そして、ふくさと同じようにお祝いごとは右開き、お悔やみごとには左開きになるように包んで渡します。 ふくさは何かと使うシーンがあるので、一つは持っておくと役立ちますよ。
結婚式やお葬式など、冠婚葬祭で使用するふくさのマナーについて紹介しました。 お祝いごとやお悔やみごとによって色や柄、包み方や渡し方などふくさの使い方も異なるのでしっかりと押さえておきましょう。
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